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W杯は阿刀田寛と読む


サッカーファンではないけれど、

ワールドカップファン!


いろんな国の人を見れるのが楽しい

ゴールを決めた選手が喜んでいる姿は、

どこの国の人でも清々しく気持ちがよい



日本選手はゴールを外すと悔しがるが、

海外の選手は怒る人が多い

国民性の違いが垣間みれ、興味深いです




自然、毎朝新聞のスポーツ欄に目が行くようになります

ほとんど読むことのなかったスポーツ欄

試合結果が分かれば良い

というぐらいにしか意識したことがありませんでした




ところが!

6月26日日経新聞朝刊

アルゼンチン対ナイジェリア戦の記事を読み

思わず笑みがこぼれました


テンポの良い文章

スポーツ記事っぽくない言葉回し

どことなく優しい語り口

新聞記事に感じる無機質なイメージを覆す、

行間から滲み出る人間味



こんな面白い記事を書くのは誰!?



そう、それが阿刀田寛さん

新聞記事の書き手の名前が気になったのは

これが初めてです


思わず古新聞を掘り返し、

阿刀田さんが書いているW杯の記事を

全て切り抜きました



新聞の文章なのに個性がある!



彼にかかると、

ボールはメッシに「君がゴールに入れて!」と語りかけるし、

イラン対ナイジェリア戦は"どことなくマッチョでアバウトな「男の世界」"

擬音語も「ドドドッ」「ぶんぶん」「バタバタ」「ドロン」と多彩

言葉遣いが愉快です



主観の入り交じった記事は、

ただの結果報告ではなく

人間が書いている手触りがあります

新聞記事は型が決まっていて堅い印象でしたが、

記者の工夫次第では、読み物としても楽しめる

賛否両論ありそうで、好きな文章です



2014年ワールドカップも残り約2週間

ピッチ上の男前探し以外に、

阿刀田寛さんの記事を追う

という楽しみができました
by 96770 | 2014-07-01 00:59 | 日記
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