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マテ茶が美味しい


最近ブームのマテ茶


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暑い時は水で、

お腹が空いている時は牛乳で溶かす


苦みがちょっと中毒になる味

タンポポコーヒーに似ています



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バナナに、水を切ったヨーグルトと小豆をのせて

マテ茶ラテと共に。
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by 96770 | 2014-08-22 20:36 | 食堂

好きな写真集『木村伊兵衛のパリ』



かなり前にNHK日曜美術館で放送されていた、

『木村伊兵衛のパリ』という写真集を片手に

千住明さんと緒川たまきさんがパリを撮る番組。

探してみたらyoutubeにありました。












2012年に放送された番組だったみたいで、

でも、今だに折に触れてこの写真集のことを思い出します


木村伊兵衛といえば、モノクロで日本を撮った人というイメージだった


代表作の秋田の写真があまり好みでなかったので

特に注目したことがありませんでしたが

この番組を観て大好きになりました



にじんだパリの風景

くすんだ色合い



映画『パリのランデヴー』の中で、

スウェーデンからパリにやってきた女の子が

「あの白い壁が良いわね」と言うのを聞いて、

パリに住む画家の男性が

「あれは白過ぎる。

(灰色の壁を指差して)これがパリの色なんだ」

と言っていたのを思い出しました



木村伊兵衛さんの写真にはパリの色が写っています



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『木村伊兵衛のパリ』 著/木村伊兵衛


ページをめくるとパリの呼ぶ声が聞こえる

郷愁の念にかられ、帰りたくなる写真集です
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by 96770 | 2014-08-22 20:28 | ギャラリー

アドルフと考える『アドルフに告ぐ』


アドルフと呼ばれた3人の男たちの物語

『アドルフに告ぐ』 著/手塚治虫


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読む時間以上に、

読み終えてから考える時間の方が長かった



最近ニュースを見ていると不安になる

ガザ、ウクライナ、集団的自衛権の行使…



終戦の日、テレビ番組でひめゆり学徒だった女性が言っていました

普通一人の人が死んでも恐ろしいのに、

戦争では目の前でどんどん人が死んでいくのに怖くなくなってしまう

戦争は人間を人間でなくしてしまうのです



一体何が正義なのか。

本当に平和のためには武器が必要なのか。

『アドルフに告ぐ』は、

各々が正義を振りかざす前に

読んでおいた方が良いマンガです





「表現」することの意義についても考えるきっかけとなりました


例えば、戦争に反対というテーマ

今までも、そしてこれからも多くの人が表現していくテーマでしょう

たとえ他の人や歴史の偉人たちが掲げたテーマであっても、

それぞれの人が自分の方法を持って表現していくことが大切と感じました



自分の持っているテーマを自分の方法で表現すること

それぞれの人が表現すること

同じテーマでも、いつ、どんな時代に、どこで、どのように伝えるかによって

届く相手が変わる


1度では届かないかもしれないが、

繰り返し触れることで自分の中に、いろいろな人の想いが積み重なっていく


その輪が広がっていくと、世の中の風潮が変わっていく




米原万里さんの著書『魔女の1ダース』の一節を引用します

「観念操作によって心の中に形成されうる強固な障壁を克服する手段はないものだろうか。

あって欲しい。

どんな遠い異国の人々でも、物理的には近くにいるのに得体の知れない他人でも、

身近でかけがえのない人々にしてくれる魔法のような装置がないものか。

優れた小説や芝居や漫画や映画やテレビ番組には、

時々そんな不思議な力が秘められている気がする。」


『アドルフに告ぐ』にはそんな力が秘められていました




できれば良き方向へ世の中の風潮が変わっていってほしい

でも、この"良い"っていうのがクセモノで、

万人にとって正しいことなんてないみたい


前は、悪意が無くなれば…と思っていましたが、

悪意は誰にでもあって自然なものなのかもしれない

個人の中の悪意とどう共存していくか

悪意を抱えつつも、行き過ぎることのない想像力を持つにはどうすればよいのか

考えていたい
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by 96770 | 2014-08-21 13:19 | 書店

『ミザリー』に学ぶ人間の怖さ


小説「ミザリー」シリーズで国民的人気作家となったポール。

雪山の別荘でシリーズ最終作を書き上げたポールは

吹雪に巻き込まれ事故にあってしまう。

たまたま通りがかった看護婦アニーに助け出され、

彼女の家で看病をうけるポール。

「ミザリー」シリーズの1番のファンだというアニーは

献身的な看病を施すが…


『ミザリー』 監督ロブ・ライナー  原作/スティーブン・キング


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ああ、怖かった…

100分ずっと張りつめていました

見終えると、体に力が入っていて

肺が収縮していたのがわかります



しかし、面白い!

恐怖映画は門外漢でしたが、

わざわざ怖い映画を観る人の気持ちがようやくわかりました



アニーを演じるキャシー・ベイツの顔と髪型、振る舞い、

リアルさが恐怖をかき立てます



とくに雨の日に気分が下がる、あのかんじのリアルさ!

テンションが低い時のアニーの顔!

ああ、分かる!

低気圧が苦手な人は、自分の中のアニーに気付くはず


機嫌の良いときの親切さから一転、

ちょっとした言葉が癪に触って突然激昂するかんじ

激しくて生生しくリアリティがある


振れ幅の大きい、大げさな人格なのに

リアリティを感じさせる部分に演技力を感じます


“人間のまともさ”の危うさが表現されていて

だからただ怖いだけでなく、すごく面白い作品です



一体どこからがまともな人間なのか

完璧におかしな人なら怖くないが、

冷静な時のアニーは客観的に自分を分析できる人

その冷静さ、二面性が恐ろしい



もちろん、ポールを演じるジェームズ・カーンも演技派

体が動けない分、表情で魅せる


密室の中、2人

息の詰まる恐怖


外の世界で唯一ポール失踪に疑問を抱く保安官の飄々とした捜査と

緊張感張りつめる密室との対比もハラハラ感を募らせます





特典映像のメイキングは必見

監督、脚本家、カメラマン、役者たちがそれぞれ

気をつけたことや好きなシーンを語るのですが、

とくにカメラマンの話が面白い



わざと広角レンズを使いアップで撮影することで、

アニーの顔がゆがんで迫力がでるとか


シーンごとに、どういう工夫をして撮影したか、

そのお陰でストーリーに対してどういう効果があるのか、

解説が面白いです


特に恐怖とは、刺激的で感じやすいものなので

この映画の撮影がとても上手く、効果的なんだと

よく分かりました




一生に一度は観るべき名作です



ああ、怖かった…
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by 96770 | 2014-08-19 21:04 | シネマテーク

ギャミラサセットを食べに、九条のスリランカへ


約1年ぶりぐらい?

前回はもっと殺伐としていたけれど、

今や関西スリランカ料理ブームの火付け役と言われ、



京セラドームへアイドル鑑賞に来るか

シネヌーヴォへアート映画を観に来る人以外には

ちょっと馴染みの無い場所、九条にあるにも関わらず

すっかり人気繁盛店



一軒しかないのに『ロッダグループ』という名前で有名な

スリランカ料理屋さんへ再訪しました


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カウンターは満席!

友人と2人、奥のテーブル席へ


迷わず注文はギャミラサセット!

ライスはバスマティライス、カレーはマトンをチョイス


待つこと暫し…


じゃじゃーん!念願のギャミラサセット!


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ああ、美味しい…


まずはそれぞれの味を楽しみ、そして混ぜる!

混ぜないと美味しくないそうで、

これでもかってぐらい混ぜて食べるのが本場流らしい


でもまずはそれぞれの味を食べるのがオススメ


全部、美味しい


初めて食べる味なのに、すっごく体に馴染む味です

マトンは辛めで、豆や田麩?はまろやか

デーツやいんげんはさっぱりとしていて

全体の調和がすこぶる良い



あまり混ぜ込むと一見単調な味わいになってしまうのでは?

と思うかもしれませんが、これが不思議と全然飽きない


カルカッタで食べた具が牛肉の塊1個のみの真っ黄色のビリヤニもそうだったけど、

見た目は単調そうなのに、変化がある

最後の一口まで食欲をかき立てるのは、本場のスパイス遣いの成せる技なのか?



食後に甘〜いチャイがついて、満腹大満足

〆て1500円なり



家から不便な場所なので、美味しいと分かりつつ

なかなか足が向かなかったけれど

やって来て大正解でした


せっかく外食するなら家で真似出来ないものが食べたいんです

そういう意味でもギャミラサセットは満足度が非常に高い





ここからブラブラお喋りしつつ、福島へ


秋に行く予定の台湾旅行の前哨戦


噂の夏季限定オープンの台湾風かき氷屋へ

ちょいと並んだけど、なかなか美味しい

茹でピーナツと豆のかき氷でさっぱり


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台湾もスリランカも行きたいなあ〜!
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by 96770 | 2014-08-14 00:02 | 食堂

『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』



1960年〜64年をプラハのソビエト学校で過ごした米原万里

帰国後30年を経て、激動の東欧で音信が途絶えた3人の旧友の消息を辿る


『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』著:米原万里


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面白かった。号泣。



やはり万里さんは一級のストーリーテラーだわ、本当に。



個人史の中に世界史が織り込まれているのも、

知的好奇心をくすぐられる


日本のニュースでは中・東欧のことってほとんど触れないし、

学校の授業でも社会主義についてほとんど学んで来なかった


自分の無知さに驚きます

東欧や旧ソ連について、

何も知らないことにすら気付いていなかったです





社会主義の矛盾を見つめる子どもの目、

誰がつくっているのか分からない歴史の大きな渦に

否応無く巻き込まれて行く、慎ましく心優しき市井の人々



歴史に名を残す人々ではない、

しかし、万里さんの目を通して綴られる人々の生き方が鮮やかで

人生というものに惹き付けられる3編でした
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by 96770 | 2014-08-13 23:11 | 書店

『モーターサイクルダイアリーズ』

のちに革命家チェ・ゲバラとなる、

若き日のエルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナが綴った

『チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記』を元にした映画

23歳のゲバラと、29歳の友人アルベルト・グラナードが

1台のバイクにまたがり南米大陸へ出発する


『モーターサイクルダイアリーズ』


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チェ・ゲバラの誠実な人柄に胸を打たれる





最近テレビでキューバは医師の数が世界一だと放送されていた

曰く、国土が狭く資源の乏しいキューバでは

多くの医師を育成することで、

世界の災害地域などへいち早く医師を派遣するという

外交政策を行なっているそう

大学まで教育費は無料、医療費も無料

医学部は海外の貧しい地域から留学生を募っており、

留学生に対しても学費や生活費、そして渡航費を支援しているという


とても感心しました


ここに、自身も医師であったゲバラの想いが息づいているのでしょうか




本作では、南米の旅が革命家、チェ・ゲバラを生むに至る過程が描かれています




若かりし頃のゲバラの誠実さが印象に残る

行動力のある誠実さ


貧富の差を見て見ぬフリをせず、

世の中に対して小賢しく諦めることもしない



旅と出会いが人生を変えることもある

色々な人と出会い、色々なものを見て

その時に自分の頭で考えられるようでいたいし、

共に感じることのできる人間性を持ちたいです



ゲバラ青年は本当に人柄の良い人で(しかも男前)

慕われるのがよくわかる人だった



それからスペイン語が通じることが、大きいと思いました

言葉が通じないからこそ感じられることもあるけれど、

言葉を交わすことでこそ、知ることのできることがある


出会う人々から発せられる言葉を拾って行く彼の姿を見て、

共通の言葉を理解できること、

人の言葉に耳を傾けることの大切さも感じました





ちょくちょくマテ茶を飲んでいるのも

美味しそうで印象的です
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by 96770 | 2014-08-13 22:50 | シネマテーク

『書くことについて』スティーブン・キング


スティーブン・キングが語る

自身の半生と書くこと、そして生きること


『書くことについて』 著スティーブン・キング


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スティーブン・キングはすごい



とても正直で、自分のやっていることをよく理解している


"正直に書くこと"の重要性を繰り返し主張し、

そして本人も自分の仕事、書くこと、について

正直に書いている


自分の語ることを自ら実践することの難しさを考えると、

それだけ知的で正直な人物であることがよくわかります



こねくり回した表現で飾り立てて煙に巻く技は一度も使わない


具体的に、例をあげつつ

的確な比喩で綴る


創作活動をしている人で、

自分の活動について

見栄をはったり崇高ぶったりせずに、詳細に語れる人って

案外少ないもの


ついつい神秘的な香りをつけたくなる気持ちはよく理解できるが、

スティーブンは決してそういう安っぽい手段を取らない



知的な人だわ



自分の言いたいことをきちんと理解している

そこが彼の知性



自分の満足のためだけに書いたような文章がなく、

徹底的に読み手の側に立っているところには、

人間性の良さも感じます




本が好きなので、物語の生まれる過程や

作家の人生、書くこと、という題材は堪らない


それだけでなく、

サービス精神たっぷりの軽妙な語り口でも楽しませてくれる



クリエイティブぶったりしない、本当に知的でセンスの良い人です


非常にオススメの一冊
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by 96770 | 2014-08-05 17:20 | 書店

フランス流会話の面白さ『パリのランデブー』


パリの街を舞台にした3つの話を集めたオムニバス


『パリのランデブー』 監督エリック・ロメール


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どの話も大した話ではなくて、

ひたすら登場人物たちが喋りまくる


でも、不思議と退屈はしない

ついつい見入ってしまうあたりが、さすがエリック・ロメールか


会話が面白いです


特に2話目のカップルの会話が新鮮

主人公の女性にはブノワという恋人がいるのだが、

他の彼とデートを重ねている

彼は、ブノワと彼女が別れたら自分が彼女と付き合えると思っているのだけど…

というちょっとした話


パリの公園を散歩するのが2人のデート


1度、彼女とブノワの家の近所の公園でデートをします

その時の彼女のセリフ

「こんなところでブノワに会ったら二重の意味で彼を裏切った気分だわ!

ブノワといる時と同じことをしているのを見られたら

私の独創性を疑われちゃう!」



浮気を見られることよりも、

独創性を疑われることに危機を感じる

彼女のこういう感覚がいいですね


結局、最後は

ブノワが他の女の人とデートしているのを見ちゃうのですが、

その場所というのが、昔彼女がブノワに教えてあげたホテル


「私のアイデアを真似するなんて!

独創性を疑うわ!」


と怒る彼女


人付き合いにおいて、独創性を重視する辺り、

日本人には馴染みの無い感覚で興味深い



デート中の会話も面白いです

公園が気に入らない様子の彼女に彼が、

「この公園はちょっと直線的過ぎるかな?」

とか。

公園に対して直線的か曲線的かで魅力を考えたことなかった




とにかく登場人物たちが延々と喋り続けるだけなのですが、

価値観の違いや、言葉の遣い方の違い、

会話の内容自体の面白さで楽しめる1本です
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by 96770 | 2014-08-05 16:29 | シネマテーク