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ハルヴァが食べたい!『旅行者の朝食』


食いしん坊万歳!

米原万里さんによる食い意地礼賛エッセイ集

『旅行者の朝食』 米原万里


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米原さんはNIVEAの青い缶を見るとXAJIBA"ハルヴァ"を思い出す

曰く、青く丸い缶に入ったベージュ色のペーストで、ひとくち口にするや

ナッツや蜜や神秘的な香辛料の味がわき出して混じり合い

美味しいなんてもんじゃない

虜になるお菓子、それがハルヴァ



小学生のときプラハの学校で、

ロシア人の友人が買って来てくれたあのハルヴァの味を探し求めて三千里

ウズベキスタンのハルヴァイタル

モルダビアでご馳走になった自家製ヌガー

友人がギリシャで買って来てくれたハルヴァ

トルコのヘルヴェスとターキッシュデライト

スペインのポルボロンまで

食欲は世界を駆け巡り、

最後は料理研究家ポフリョーブキン著『料理芸術大辞典・レシピ付き』に記された、

イランのハルヴァ職人カンダラッチがが作る幻のハルヴァに思いを馳せる


この本に収められている『トルコ蜜飴の版図』という一編は

万里さんの、食べることへの飽くなき探究心に感動する超名作エッセイでした




どれもこれも食と食欲と人間を語る上質の短編で、

とくに最後の『叔父の遺言』では笑いつつ涙した

こんな遺言を遺せるような良い生き方がしたいなあ!





米原万里さんの文章は、軽妙な中に知性と品の良さが伺えるところが好き

美食うんちくひけらかし系ではなくって、

ただただ本当に食い意地が張っている

その純粋性に品をかんじました




大変おすすめの一冊です
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by 96770 | 2014-01-29 15:19 | 書店

三宮 天一軒



今夜は友だちとご飯

どこ行く?

ということで満を持して天一軒にご案内



ここの“かたい鳥”っていうのが美味しくて、

しかしこの数回は売り切れで巡り会えず

代わりに“やらかい鳥”を食べていた

やらかい鳥も美味しいけどちょっとパンチが足りない

今日はどうしてもかたい鳥の香ばしい皮を噛み締めたい

(かたい鳥もやらかい鳥もメニューの名前)



お店の前に着くと給料日の次の土日とあって並んでいる人もいるが

我々は2人だったのでカウンターに椅子を足してもらって

先に入れてもらう



席に着く前にとりあえず「かたい鳥ありますかー!」

「あるよ〜!」

やった!キープ。

持ち帰る人もいて人気なので素早さが大切

さばいてもらって1皿注文

(骨付きもある)


席に着いたらまずはやみつき必至のタンと心臓半々載せ

心臓食べれないかも…という友だちを尻目に、注文



ビールを嗜みつつ食べ散らかし


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右がタンと心臓半々載せ

左が固い鳥



やっぱり美味しいなあ〜どちらも口にしっくりくる味

タンと心臓はぷりぷりしていて喉越し良し

横にのってるキュウリが実は良い仕事してる


友だちも「あれ?心臓美味しい!食わず嫌いやったんかなあ〜?」

と言ってもりもり食べてくれて良かった



念願のかたい鳥とも久々の再会

皮をごりごり噛み締める、美味しい!





後は餃子食べて、焼きそばを注文

日本のお祭り屋台風の、断面が円形の麺はあまり食べませんが

ここのは平べったいタイプの麺で当たり!

ちょっとふやけた素朴な味でそのままでも美味しいし、

酢をかけると引き締まってより好みの味になる




いや〜満足満足!

〆て2735円なり






あ!レバニラ食べるの忘れてた!
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by 96770 | 2014-01-27 00:27 | 食堂

R平くん再会!



先日はNYでお世話になったエロ平くんことR平くんと

日本で再会しました



嬉しいなあ!



いろんな経験している人とお話するのは面白い


旅先で出会った人たちと、

旅先で終わりじゃなくて

またそこから続いていくというのはとても嬉しい




人との関わりを大切にしていきたい

良い日でした
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by 96770 | 2014-01-26 22:41 | 日記

オーティス・レディングになりたい


生まれ変わったら来生は彼になりたい!

そう、オーティス・レディング!

この声と、プリプリした動き方!








これだけ唄ってくれればカバーされ甲斐もある



26歳で亡くなったオーティス

20代でこの貫禄はちょっと真似出来ない
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by 96770 | 2014-01-20 18:21 | youtube

No.1ミュージカル映画と言えば…

『雨に唄えば』


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彼女を送った帰り道

幸せ過ぎて雨の中思わず踊り出す

ジーン・ケリーの、

エネルギーが弾けるバネと張りのあるタップのリズムに

とびきりの笑顔



古き良き映画には

なんの照れもなく

惜しみなく愛や幸福や夢が描いている



幸せな気分になる映画でした
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by 96770 | 2014-01-12 00:37 | シネマテーク

『人生はビギナーズ』


連れ添って44年

母が亡くなったとき、75歳の父からゲイだとカミングアウトされた息子オリヴァー

人生を謳歌し始める父と見守る息子

家族と人生と恋の物語


『人生はビギナーズ』 監督 マイク・ミルズ


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インテリア、一見の価値アリ

元美術館館長だったというお父さんの家の趣味が非常に良い

特にこの窓のある部屋が欲しい!


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縦に長くて大きな窓ガラス

シックな白っぽい窓枠

窓の外にも内にも緑がサンサンと育ち

そこから部屋の中に光がよく降り注ぐ

理想的な居間


一瞬映る庭の草花の、

統率をとりつつも勢いを忘れていない茂り具合も良い



キッチンの窓ガラスと枯れた花

タイルの質感

家具、形の違うバラバラの椅子が部屋のあちこちにある



窓のあるキッチンが好き

何かで見た桐島かれんさんちのキッチンが今のとこNo.1キッチン

床はピータイルで大きな窓がある



窓には緑が合う


先日訪ねたときの祖母の家の窓も綺麗だった


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インドで泊まらせてもらったジャヤさんのお家の窓も良かった


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スリランカの建築家ジェフリー・バワの建てる家の窓、大好き


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ルイス・バラガンの窓も好き


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でも北欧や欧米のインテリアよりも

アジア気質に異国情緒が混ざった洋風のものが好き


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太陽1998年2月号『アジアのある暮らし』より

圧巻のこの窓辺!


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日本の素敵な建築と言えば同潤会アパートメント


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東京人2000年12月号より





窓の話が長くなりましたが、この映画はただのお洒落映画で終わりじゃない

確かにポップで軽妙な、今っぽい映画なのですが、

ふとしたセリフや主人公の書くイラストとメッセージなんかが

ピリッと効いていて、映画を深めている



「小さな頃からライオンが欲しかったとしよう。

長い間ずっと、ずっと、ずっと待ち続けた。だけどライオンは現れない。

そしてキリンが現れた。お前は1人を選ぶ?それともキリンと一緒になる?」
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by 96770 | 2014-01-06 16:14 | シネマテーク

2014年初仕事


あけましておめでとうございます。

1月から新しいアルバイトを始めることになりまして、

仕事初めまでに与えられた初ミッションが、"テープ起こし"

年末年始のお休みはずっとテープを起こしていました


何をするかと言いますと、

某テレビ番組の書籍化にあたり、

司会2名とゲスト1名の会話を聞き取って

パソコンで全てテキストに打ち込むというお仕事です。


1時間の番組1本原稿にするのに大体3時間ぐらいかかるよ、

でも初めてだからもうちょっとかかると思う

と、聞いていましたが、

結局計4日20時間もかかってしまいました


一語一句聞き、書き取るというのは案外難しい


日頃如何に人の話す言葉を聞いていないことか、

話のニュアンスしか嗅ぎ取っていないことを痛感


人間が1秒間に、こんなにも喋っているとは、

青天の霹靂でした。





しかし同じ話を20時間もねちこく聞いていると

普段サラサラと聞き流れて行くだけでは

感じ取れないことも見えてくる

会話ってものの良さも感じる



なんだか嫌な感じするな〜と思っていたら

すぐに人の話を「いや、だからね、」で遮るからだな、とか。

これは思わずやりがちだから気をつけよう




それから思ったより文章として成り立っていない言葉が多い

聞き取れないようなゴニョゴニョした言葉もあれば

文法として間違っていたり、

言い直し、繰り返し、「あの〜」とか「んんー」とか「まあ、」


こういうのが聞き取りにくくて書きづらい

でもこういうクッションがあるから会話って独特の伝わり易さがある

メールで上手く伝えるのが難しいと思っていましたが、

「あの〜」とか曖昧な表現が使いにくいからかもしれない



同じ「ああ」でも納得を表している時もあれば、

弱い否定を表している時もある

頷いているようで同意はしていないことを示す、

会話独特のテクニック


会話では言葉の意味だけでなく、

音でかんじあう部分もあるみたい



会話に参加していると

何を言っているか聞き取れないけど

参加している人にだけは

何を言いたいかは分かるっていうのがある

そういう気分を共有できるのが会って話す良い所





時間がかかってしまったけれど新しいことをやってみるのは面白い

今年もいろんなことをやってみて

驚きと発見のある1年にしたいです
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by 96770 | 2014-01-03 12:32 | 日記