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ファッションが教えてくれること


VOGUEアメリカの2007年9月号ができるまでを追ったドキュメンタリー


『ファッションが教えてくれること』



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魅せどころのない映画でした

アナ・ウィンターのファッションが好きではないからか?

VOGUE の提案するファッションに興味がないからか?と思ったけれど

そうではないみたい


良いドキュメンタリー映画とは、全く未知の世界へも

好奇心を拓いてくれるもの


本作は、さらさら〜と全体が流れて行くだけで、

散漫

ドキュメンタリーとして力量不足でした


「泣く子も黙るVOGUE編集長アナ・ウィンターが働く姿を追った」

なんて紹介されているけれど、アナ・ウィンターの働く姿も仕事への姿勢も人間性も見えない

せっかく興味深い対象なので、

もう少し誰を撮るか何を撮るか焦点を絞って欲しかったです




おもしろかったのは、写真家マリオ・テスティーノの

驚く程のふてぶてしい、図々しい無神経さ、ぐらいでした

これぐらい神経が図太くないとファッション業界では生きていけないのかも



社員やデザイナーたちがアナに、おべっかを使う姿には

ファッション業界のクリエイティブなイメージの裏にあるヒエラルキー、

そしてこれは芸術などではなく、あくまでもビジネスである、

という前提が見れました


なんだどこの世界も一緒なのか、とファッションや雑誌に甘い夢を見ていた私はちょっとがっかり
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by 96770 | 2013-08-29 23:16 | シネマテーク

マイ・ブルーベリー・ナイツ


大失恋して自暴自棄のエリザベス

そんな彼女を毎晩慰めてくれるのはカフェのオーナー、ジェレミーと

彼が焼くブルーベリーパイ

それでも失恋から立ち直れず、エリザベスは旅に出る

"通りの向こう側" へ渡るための300日の物語


『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

監督 ウォン・カーウァイ



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まず、失恋してキーキーしているノラ・ジョーンズに、

ジュード・ロウが恋するのが不思議

閉店後にやってきて、飲んで食べて居座って、挙げ句に寝込むお客さんなんて

迷惑千万、願わくば早く帰ってくれ、と懇願せずにはいられないと思うけど、

毎晩ブルーベリーパイを用意して待っていてくれるのが

映画マジックだな、と思いました




メンフィスでアル中警察官アーニーと出会う話が長くて中だるみ

あのお話をもうちょっと短くして、もう一個だれかとの出会いを書いて欲しかった


でもさすらいのギャンブラーを演じるナタリー・ポートマンとのお話はなかなか良い

根拠も無しに根っから人間を信じやすい人と、まず疑ってかかる人

どちらが良いかではなく、ただその生き方の違いが鮮明に描かれていました



でも、『恋する惑星』や『天使の涙』のように

ただのワンシーン、たったひとつのセリフで、映画全体に恋に落ちるような

そんな衝撃はありませんでした

この監督独特の、そういう瞬間を味合わせてくれるところが大好きだったのでちょっと残念



舞台はアメリカだけど、ストーリー展開の手法も

映像の撮り方、色遣い、光、場面の切り替えに電車の走るシーンが使われるところも

全部『恋する惑星』や『天使の涙』と同じ

それなのに、観る側に全く違う印象を与えます



夜の街と緑の光は香港の蒸しかえる雑踏にこそ映えるし、

赤いランプの光はアジア人にこそ似合う色でした



ウォン・カーウァイ監督の美意識と手法がアメリカの街とはイマイチ合わず、

足をひっぱり合ってるかんじ

優れた書き手でも、どこでも素晴らしいものが創れる訳ではない

国や場所と、創作や美意識の相関性を見た気がしました
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by 96770 | 2013-08-25 12:28 | シネマテーク

イングマール・ベルイマン三大傑作選を観る


パンフレットがかっこよく、しかも世界の名だたる巨匠が大絶賛


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『第七の封印』は、ウディ・アレンをして「最も好きで、最も影響を受けた映画」と言わしめ、

スタンリー・キューブリックはベルイマンにファンレターを送り、

黒澤明、フェデリコ・フェリーニと並び "20世紀最大の巨匠" と称される

スウェーデン生まれの映画監督イングマール・ベルイマン



これだけ絶賛されていると、一映画好きとして覗いてみない訳にはいかない



まず観たのは『第七の封印』

舞台はペストが蔓延し世界の終末に怯える中世ヨーロッパ

遠征から帰路についた騎士に死神が死を告げにくる

騎士は自らの命を賭けたチェスの勝負を挑む。


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全然分からずさっぱりでした


ただただ主人公の騎士を演じるマックス・フォン・シドーが男前というぐらい


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なんとこのとき弱冠27歳

40歳オーバーには見えるこの渋さ

受け口さえ横顔を凛々しく引き立てます


人生の意味を探る哲学的寓話とも言われていますが、

まだまだ若輩者のため、その辺りは全く分からず

ただただ女優さんも男優さんも美しく目の保養になる映画でした


フォン・シドーさん調べてみると今でも現役ばりばりの俳優さんで、

『潜水服は蝶の夢を見る』にも出ていたそうです

気づかなかったなあ




次に観たのは『野いちご』

こちらはベルイマン入門者にオススメだそうで

老医者が人生を振り返る1日の物語


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長年の功績を認められ、ルンド大学で名誉博士号を授与されることになった老医者イーサクは、

息子の妻マリアンとともに車に乗り込みルンド大学へ向かう

夢や幻想、若者や喧嘩ばかりする夫婦との出会いを通して

我が人生を振り返り、人生の意味を見つけていく物語のようでした


『第七の封印』に比べると物語性があって観やすい

でもこちらもやっぱり意味はよく分からず。

ただ素敵だったのは、マリアン


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本当に綺麗で端整なお顔立ち

そしてイーサクに「私のことが嫌いだろう?」と聞かれると

嫌いだ、しかもあなたは自己中心で冷淡で、なんて言っちゃうし、

さらにイーサクが「昨日みた夢の話をしていいかな?」と聞くと一言

「興味ないわ」と言い放つ

前半のこのシーンでノックアウトでした

義理の父でしかも老人に対して、ここまではっきりした態度を

全く涼しい顔をしながらとれるマリアンに心鷲掴みでした



途中何度も回想シーンが出て来たりイーサクが眠って夢をみたりするのですが

それに合わせて私も何度か夢をみてしまいました


でも象徴的なシーンが多く、解釈好きの人には大変解釈し甲斐のありそうな映画でした





最近つくづく思うのは、宗教を理解しないことには

ヨーロッパの映画も文学も真の理解に達することができないということ


第七の封印はキリスト教的解釈があるそうで、

今週公開の気になる映画『楽園からの旅人』も

キリスト教的寓話で、原罪がなんとやら、というお話らしい





どうしてこんなに人気なのか探ろうと思って2作観ましたが

1回観ただけでは全然分かりませんでした


名作を味わうには教養と、鑑賞回数が必要のようです
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by 96770 | 2013-08-24 22:20 | シネマテーク

『子どものための哲学対話』




日経新聞から切り抜いている記事を見返すと、

哲学者、永井均さんの記事が多いことに気がついたので、

とりあえず一番簡単そうな著作を借りて来ました


『子どものための哲学対話』

  永井均 著


人間の言葉を操り、不思議なことばかり喋る猫ペネトレと、"ぼく"のお話



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おお!と思わず唸る対話が盛りだくさんでした

可愛い子ども向けの本だなんて侮れません

大体子ども向けの本には名著が多い

大の大人が、白けることなく、

年甲斐も無い夢や希望や大きな志を込めて書いてあるから。





この本で一番面白かったのは「ネアカ」と「ネクラ」の話

「ネアカっていうのは、根が明るいってことで、ネクラっていうのは根が暗い

ってことなんだよ。表面的な明るさや暗さじゃないよ。根だよ。

根が明るいってことがだいじなんだ。根が明るい人っていうのはね、

いつも自分の中では遊んでいる人ってことだよ。勉強しているときも、

仕事しているときも、なにか目標のために努力しているときも、

なぜかいつもそのこと自体が楽しい人だな。」

たったひとりのときでも?

「そうだよ。根が明るいっていうのはね、なぜだか、根本的に、

自分自身で満ちたりているってことなんだ。

なんにも意味のあることをしていなくても、ほかのだれにも認めてもらわなくても、

ただ存在しているだけで満ちたりているってことなんだよ。

それが上品ってことでもあるんだ。

根が暗いっていうのはその逆でね、なにか意味のあることをしたり、

ほかのだれかに認めてもらわなくては、満たされない人のことなんだ。

それが下品ってことさ。」


こんなに予想外なのに腑に落ちる回答に出会えること、なかなか無い

下品と上品の違い

最近よくあるアーティストとか若手起業家に感じていた胡散臭さは

まさにこの下品さから来るものだったのだなあと、しみじみ

この話の挿絵も痛快

上品でありたいです




知性と知識と年月に裏付けられた本当の明快さ

さらに明快だけど、新たな疑問と考える余地を残す




哲学者のエッセイやちょっとした本って面白いものが多くて

哲学者いいなあ〜哲学は面白いなあ〜と思っていたのですが、

さて、ニーチェだサルトルだ、唯物論に形而上学だとなると、

書物を開いてもてんでピンとこない


哲学って憧れるけどちょっと違うかな〜と思っていたら、

まさに私の考えていた"哲学"という言葉の概念にぴったりの表現が

この本に書かれていました



猫のペネトレ曰く

「問いそのものを自分で立てて、自分のやりかたで、

勝手に考えていく学問のことを、哲学っていうんだよ。」



私のやっていきたいことは、これだ!

自分の頭の中にぼんやりと漂っているけれど、言葉になっていないことを

言葉にしてすっと差し出してもらった気分でとても気持ちの良い読書体験になりました

一般的な所謂学校で学ぶ学問としての哲学ではないけれど、

やっぱり私のやりたいことは哲学でした


勝手に立てた問いの、よりよい答えを見つける思考力と知識と経験を身につけていきたいです





「だいじなことは、自分で発見するってことなんだ。

もし自分でなにかが発見できたなら、それがほんとうの意味だったんだよ。

哲学っていうのは、そういうものなんだ。」
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by 96770 | 2013-08-20 23:23 | 書店

本屋が消えて行く



紙の本が消え、本屋が消えて行く…

そう言われて久しいですが、ひどく実感したことがありませんでした

本好きゆえの盲目

「まさかそんなこと、ね?やっぱり紙の本が好きだし、そんな人が必ずいるから」

そう思っていたのですが。



私がアルバイトさせていただいている古本屋さんは、

老舗新刊本屋さんの2階を、3店舗の古書店主人さんたちが間借りして営業しています。


ところが先日、この新刊本屋さんが9月末で閉店すると発表されました。

青天の霹靂です。

「まさか!」



個人の本屋としては中々立派な大型書店で、

海に関する本の品揃えは日本一

来年には創業100周年を迎えるはずでした


地元に根ざした本屋さん

今流行のお洒落な本屋さんではなく、

雑誌も文庫も絵本も専門書も取り揃え、誰でも入れる間口の広い本屋さんでした

本は必ずここで、なんて言う方も多い

店員さんも若い人からご老人まで

お年寄りのお客さんがよくお喋りに来る

そんな本屋さんでした



2階のレジ番のおじいさんはこれからどうするのでしょう

古書スペースに毎週通い、

「歳いったら時間はあるけど脚が保たんわ。また来週来るな〜」と言っていたお客さん

スイマセン、ちょっと見せてもらいます、と言って3時間以上絵はがきを一枚一枚見て行くお客さん

「よーし、よしよしよし」と本に声をかけながら手に取るお客さん


みんなこれからどこに行ってしまうのでしょう

これが、ひとつの場所が無くなるということなんですね。





深刻な活字離れと大型書店が出来たことによる営業不振などが閉店の理由だそうです。


自分のケチさを猛省しました。

毎日のように本屋に通うくせに、本を買っていなかったこと。

Amazon でちょっと安い本を見つけたら、そちらで買ってしまったこと。

わずか数百円の違いなのに…

チェーン店は嫌いと言いつつ大型チェーン店の在庫検索機でパッと調べてパッと買ったこと。

便利さと価格に、美意識と哲学を失うことがありました。



「お金をどこで何に遣うか」

考え方と遣い方によっては、

自分の思想を行動で示す力強い行為になる。


自分の好きな場所と物を守る為にお金を遣おうと思いました




本屋は本を売るお店ですが、

売れない本屋にも存在意義はある。


本屋を歩くだけで、背表紙をなぞるだけでも偶然の出会いがあり、

人類始まって以来の英知の数々に触れ

100年前の名文学に心打たれ、経済の動向を伺い、

パリの最新ファッションまで知ることができる

美しいものも浅ましいものも有る



それは知の殿堂です




文化が街から消えて行く

でも自分の哲学を持ってお金を遣うことで、何か変えられることもあるかもしれません
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by 96770 | 2013-08-09 16:25 | 日記

T by ALEXANDER WANG のスペシャルイベント

2013年7月13日 NY

内容は一切知らされず、SNSで場所と時間だけが告知された

T by ALEXANDER WANG のイベント、その名も


" undisclosed one-time-only event. "


会場前には長蛇の列

ドアが開かれ中に入ると、ワンさんからのビデオメッセージが流れる


「服を全部タダであげちゃう!好きなだけ持って帰ってね!」



狂気狂乱狂喜乱舞のイベント映像をどうぞ!









アレキサンダー・ワンかっこいいなあ!

太っ腹なところもカッコいいけど、

自分が呼んでおきながら物欲に溺れ狂乱する自分のお洋服のファンを

こんなかんじに撮っちゃうのもカッコいい


ちょっと愚かしく、そしてちょっと美しい



Francesco Vezzoli の " Greed " (欲望) という映像を思い出したので

こちらもどうぞ








存在しない香水のCM

髪を梳かすはナタリー・ポートマン

撮影監督はロマン・ポランスキー

ビンのラベル写真はフランチェスコ・ベッゾーリさんご本人
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by 96770 | 2013-08-05 12:22 | ギャラリー

真夏の夜は、サワディシンチャオ



シネマート心斎橋で『恋する惑星』を観て

お仕事終わりの先輩と合流し、本町のアジア屋台料理サワディシンチャオへ!

完璧なアジアンナイト


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入り口からして異国の地


この日は先にお客さん3組いらしたので、忙しそうなキッチン

スパイスハーブの濃厚美味な香りが立ちこめます

店内はプラスチックやビニールがカラフルきらきら、猥雑で、混沌

ここはおそらく日本で一番東南アジア最接近地

良い味出してます



まずは各々アジアンビールで乾杯

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お酒に弱い私でもサラッと飲める、軽くて甘い333(バーバーバー)はお気に入り


シャンサイはお好きですか?と聞かれ、即答で、大好き!と答える

ひとりでキッチンを切り盛りされているので、お時間がかかるとのこと

サービスでシャンサイをいただきました

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隣のお客さんが「サービスとかあるんや…」とつぶやいているのを聞き逃さない

混んでてラッキー



まずやってきたのは私のグリーンカレー!

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サラッとタイプ

辛め

変な甘み無し

現地の香り(多分)

スプーンが進むごとに旨味深みが増すこの味!

見たことのない植物がたくさん入っていて美味しい!

赤い何かを噛むと強烈に辛かったので気をつけて

ただの唐辛子じゃない、涙と翌日のピーピーを誘う辛み

でも、この手加減の一切ない味が好き


続いて先輩のガパオご飯

黄色いのはワタリガニのオムレツ風

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これも美味しかったなあ〜

こちらは辛み無し旨味あり

アジアな醤油が外れなし間違い無しの美味しさ

ガパオってお肉か何かのことかと思っていたら、

タイのバジルの一種だそうです

これがパリッと素揚げしたかんじで山盛り乗っていて香ばしい


この時期ハーブがたくさん届くそうで、

スパイスハーブの盛りが多めだそうですよ



そして最後に生春巻き

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もしかして足りないかな〜と思いきや、ちゃぽちゃぽのお腹いっぱいになりました

大満足です



蒸し暑い夜はエスニックを!

ごちそうさまでした!
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by 96770 | 2013-08-03 13:00 | 食堂

日本一最悪な邦題『バス男』タイトル改名



ヤフーニュースによると、

" 日本一最悪な邦題 "こと『バス男』のタイトルが

主人公の名前でオリジナルタイトルでもある『ナポレオン・ダイナマイト』へ

発売元の20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパンの公式謝罪付きで

改訂されることになったそうです


よかった!


バス男も電車男もイケてない男性が主人公の物語なのですが、

電車男が大衆の常識に迎合し、"一般人"化することで愛を勝ち取る物語であるのに対し、

バス男はイケてなさを貫き通してハッピーエンドにしてしまう

既成の幸せ価値観を打ち破るハートウォーミングな物語です



この機会にぜひ御一見を!
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by 96770 | 2013-08-02 15:52 | シネマテーク

恋する惑星

ウォン・カーウァイ監督特集第二弾は出世作、


『恋する惑星』


“雑踏ですれ違う見知らぬ人々の中に、将来の恋人がいるかもしれない”


犯人を追っていた刑事223号は、雑踏の中で金髪の女とぶつかりそうになる

その時、彼女との距離は0.1ミリ。57時間後、僕は彼女に恋をした



刑事223号は小食店〈ミッドナイト・エクスプレス〉で、新入りの娘フェイとすれちがう

その時、彼女との距離は0.1ミリ。 6時間後、彼女は別の男に恋をした



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とてもよかった

映画館を出るときは、なにか嬉しいことが世界で起きている幸せな余韻に包まれて

翌日にもじわじわと幸せが押し寄せる、そんな気分です




アメリの監督はこれを観てアメリを作ったんでしょうね

そっくり!

でも真似したくなっちゃう気持ち、すごく分かる

私もこんな映画を撮りたい!


洒落たセリフと缶詰をキーワードにストーリーをひとつ作り、

トニー・レオンとフェイ・ウォンを最高にキッチュでキュートに合わせて映画に仕上げる


センスが良過ぎます


ウォン・カーウァイ監督は詩人かも

エイプリルフールに彼女に振られて、5月1日が期限のパイナップルの缶詰を毎日買い続ける

30日経っても連絡が無ければこの恋も期限切れ

この行動がもはや、詩

そして現実だったらギリギリ歯が浮いちゃうようなセリフたちが

忘れられない映画の世界をつくります



人を魅力的に撮るのも巧い

『天使の涙』でも『恋する惑星』でも登場人物みんなに恋してしまう

今回の一番はフェイ・ウォン

顔自体が特別可愛いのではなくて、

その人の持つ空気が素敵だから魅力的

そんな人に憧れている、私やあなたにぴったり

さらっとランニングを着てプラスチックのちゃちいサングラスをかけたくなります



鼻筋が苦手だったトニー・レオンの良さも初めてわかりました

ラストシーンの目でイチコロ間違い無し!

かっこいいなあ

シュッとしてるのに、

お家で一人になると雑巾や石けんとお話しする

なんだ!みんなやっぱり一人のときは物とお喋りするのね!と安心しました

よかった

でもトニー・レオンの会話はひょうきんで粋

かっこいいなあ!







香港の雑踏に紛れたい!
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by 96770 | 2013-08-01 23:14 | シネマテーク