<   2013年 04月 ( 19 )   > この月の画像一覧

ファンタスティックMr.FOX




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アニメやパペットにはあまり興味がない

でも開始10分ぐらいで、わあ!狐になりたいかも!と思いました

それぐらい素敵

パペットの表情がすごく良い

それぞれの動きや顔を見ているだけでも楽しいですし、

セリフはいちいち面白い

音楽がドラマチックに盛り立てる

キャッチーな曲が多くともしつこくならない


ウェス・アンダーソンは本当に趣味が良いなあ

ぜひお友だちになりたいです


DVDの特典を読んでいると、大変なこだわりと構想期間を経て製作されたそうで、

さすがに完成度が高い

そこまでやるのか、というぐらい一種変質的なまでのこだわりがあるからこそ

共鳴するスタッフも集まり、良い作品が出来るのだろうなと思いました




ゴールデンウィークにおすすめの名作!

気分の良くなる映画です





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by 96770 | 2013-04-29 12:40 | シネマテーク

実際の事件をもとにした映画 『汚れなき祈り』

ルーマニアの修道院で実際に起きた"悪魔憑き事件"をもとにした映画

『汚れなき祈り』

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映画を観る前は、奇妙で特殊な事件だと思っていました

しかし映画のクライマックスに差し掛かる頃には

奇妙な事件という印象が覆され、これは十分に起こりえる事件だという印象に変わりました




普段の思考ではあり得ないような事件であっても、

そこに至るまでの状況、環境、人間模様を詳細に見、人々の言葉を聞いているうちに

だんだんと、違和感がなくなって

これは避けられない結末だったのではないか、と思うようになっていました



が、ラスト、警察官がやってきて神父と修道女に質問をしていくと

警察官にあまりにも真っ当な質問と疑問をぶつけられ、

映画を観ていた私もようやくハッとしました


神父を敬愛する修道女たちに語る彼の言葉は絶対的な説得力があり、

しかも従順に従う修道女たちを見ていると全く道理であるかのように響く

ところが警察官と対峙すると、彼の言葉は先ほどと同じことを言っているのに

説得力が無いどころか滑稽で愚かにすら見える


警察官という異分子が入り込むだけで見え方が一切変わる

その映画的描写が見事でした





特定の集団や環境に慣れ切ってしまうと、

当初抱いていた疑問を疑問とかんじなくなってしまう

所属し妄信することの恐怖を改めて実感しました





ちなみに、バチカン市国の大学では

"エクソシスト(悪魔払い)養成講座"が開講されているそうです

悪魔払いに関係した事件が増えたため、

最近では"悪魔払いの儀式は、本当に悪魔が憑いていると認められる場合のみ行ってよい"

と定められているそうで、大学では悪魔が憑いているケースと

精神疾患などであるケースの見極め方なども教えるそうですよ
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by 96770 | 2013-04-27 00:02 | シネマテーク

ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物



前作『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』の続編

今回は現代アートコレクターのハーブ&ドロシー夫妻が、

全米50州、50の美術館に50個づつ作品を寄付するプロジェクトを追ったドキュメンタリーです


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ひとつのアートプロジェクトに関わる芸術家、コレクター、美術館スタッフ、美術館来場者ら

様々な視点からの芸術論が一緒くたになっていて興味深い




一番面白かったのは、ある芸術家の作品を巡る一連のシーン

切り取ったノートのページに絵の具でちょこっと薄いシミを描いているような絵

これを10枚ほど寄贈された美術館のスタッフが、並べ方に困って作者を美術館まで呼びました

作者曰く「これは全部でひとつの物語になっているんだ。シリーズになっている。

     ひとつづつ、規則をもって僅かに変化しているんだ。」

と言って向きを直したりする。そして

作者「ハーブとドロシーは展示の仕方についてなにか言ってなかったかい?」

スタッフ「"色彩が花咲く高さで"と言っていました」

なるほどと頷いて、この高さか?色彩が花咲くのはどこかな?ここだ!と言いながら

高さを決める作者。それを真剣に見守りメジャーで高さを測るスタッフたち



一方、無事に美術館に展示された同作品を鑑賞したお客さんの感想のひとつが、

「額に入れて、美術館に飾ったから、はい、これが傑作ですよ、なんて訳にはいかないぜ!」


この2つの視点の対比が面白かったです



それに合わせて印象深かったのが、

ある美術館で行なっているこどものための美術館ツアーのスタッフのおじさんの言葉

「この作品を観て、みんなは何をかんじるかな?アートは、数学と違って正解は1つじゃないんだ

 どう感じても間違いはないんだよ。全部正解なんだ。

 想像力を廻らせることで作者に近づけるんだよ」



芸術というのは面白いものだな、と思いました



下記サイトにて、2人が美術館に寄贈した作品を観ることができます

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なかなか面白い作品がたくさん

2人の選ぶ作品の多様性も見物です





最後に、橋や建物を包む作品で有名なクロード夫妻のクリストさんの一言


「論争になるのは好きじゃないけど、ありがたいね

 アートのたったひとつの役目は人々に考えるきっかけを与えることなんだ」






*どのセリフも私の印象で書いているので、一部字幕と違うかもしれません

 ぜひ本編を見てご確認ください
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by 96770 | 2013-04-26 01:27 | シネマテーク

ニューヨークに行く前に 『真夜中のカーボーイ』



テキサスからニューヨークへやってきたカウボーイのジョー(ジョン・ボイド)と、

生活力の無い、なにをしているのかよくわからない男リッヅォ(ダスティン・ホフマン)の物語


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久しぶりに勤労意欲に目覚めました

あぁ、働こう

という気持ちになる映画です




主人公のジョー、頭は悪いしお金はない。そして心根が良い

焦燥感につつまれます

でも『サタデーナイトフィーバー』的な後味の悪さはない

それはジョーの純粋な無教養さ故か、

ジョーを演じるジョン・ボイドの繊細さを欠いた大作りな顔のお陰か


あの顔で、鏡で自分の顔を覗いて

わお!二枚目だぜ!

って本気で言っているのをみたら嫌いになれない




明るいお馬鹿さんなジョーだけど、時々現れるフラッシュバック映像を見ていると

決して明るくない過去があったよう

でもそこについては深く触れないところに、監督のセンスの良さをかんじました




元気一杯、自信満々だったジョン・ボイドの表情が

だんだんと困った顔や悲しい顔になっていく…切なくもどかしい

でも社会の不条理や都会の厳しさを描いた映画ではないと思います

どうしても変えることのできない状況の犠牲になってしまった訳ではなく、

恐らく2人とももう少しなんとかすれば、夢を叶えられたのではないかと思うから


ただし皿洗いでもなんでもしてやろう!という気持ちがおきなくなるところに

ニューヨークの魔力をかんじます





夢を抱えてニューヨークを訪ねる前に観れてよかった



働きたくなくなっている方におすすめ





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by 96770 | 2013-04-24 14:12 | シネマテーク

トルコと人と 4日目カッパドキア・ギョレメ




朝、気球に乗りに行く さわこちゃん をベットから見送り、また睡眠

8時頃に目を覚ますと丁度さわこちゃんも帰って来たのでホテルで一緒に朝食をとります

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パンにチーズとはちみつを合わせて食べると美味しい



チェックアウトを済まし、荷物を預けてグリーンツアーへ


こんなところを眺めたり

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記念写真を撮ってみたり

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こんなところを歩いたり

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こんなところにも行きましたし、

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天井の絵も見ました

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カッパドキアの巨石、奇石たちを眺めて気づいたことは、

私は大自然すごいでしょ!的観光名所にあまり興味がないんだなあ、ということ

如何にもカッパドキアらしい景色に、わあカッパドキアだなあ!とは思いますが、

自然よりも人工物の方が好きみたいで

思わず石の凸凹を見ながら、そろそろガウディ建築を見てみたいなあ!と考えていました




ただしグリーンツアーののハイライト、地下都市は凄かったです

これは一見の価値あり


キリスト教徒が祈りを捧げるために地下に逃げ込んで築き上げたのが地下都市

ガイドさんがいろいろ説明してくれるのですが、どうも英語力不足で詳しいところがわからない

初めは、祈り(pray)を遊ぶ(play)に聞き間違えており

なんでわざわざ地下で遊んでいたのかなーと思っていました


この地下都市の仕組みが大変優れていて、侵入者対策がすごい

例えば、3階に下りるには一回1階に上がってから秘密の通路を通るとか、

5階は3階からしか行けないなど、全体が入れ子構造になっていたり、

稼働式の石のドアに小さい穴が空いていて、

敵が来たらドアを閉めて穴から一人づつ串刺しにするとか

落とし穴があったり

10kmも先にある別の地下都市に通じる秘密の道があったりと、工夫がたくさん


堅い石を削って地下にここまで広大で複雑な街を造り上げる

人間の知恵や技術、外部に働きかけるエネルギーはすごい



そして何よりここまで人間を動かす信仰心というものの力は、

一種恐ろしいまでに力強いなと思いました

日本にいると宗教にあまり関心を持ちませんが、

海外に行くと良くも悪くも日常の中に宗教の力をかんじます


宗教建築、コーランを読み上げる声、祈りを捧げる人々の姿

本当に美しいと思います


しかし絶えず戦争や紛争の原因となる宗教

部外者から見れば、どうして神様を信じる人たちが人殺しなんて出来るのか

信仰心と戦争は矛盾するんじゃないかと不思議に思うだけで調べもしなかったけれど

信仰している人々にとって宗教はとんでもなく大きな存在で、生活文化そのもの。

共感することはないにしても、理解するために

私にも、もっと知らなければならない宗教観や歴史があることをかんじました




ツアーで一緒だった日本人の男の人とお話して、面白かったです

彼は日本の大学で化学の勉強をしていたそう

でも日本の大学・大学院の制度に疑問を感じ、

ちょうど学会発表の時にベルギーの教授と仲良くなって、雇ってもらえることになったんだって

2年間ベルギーの大学院で研究しつつ学生の手伝いやちょっとした講義をして、

4月からは日本の病院で研究をするそうです

長期休みがあって、ヨーロッパ出張もしょっちゅうあって、研究する毎日がとても楽しそう



普段の生活圏では出会うことのない人と知り合える

思わぬ出会いがあるのが旅の楽しいところ

ベルギーでの研究生活の話も

イスタンブールで出会った実さんの画家生活の話もとても新鮮で刺激的でした


なにを隠そう、研究者も芸術家もどちらも私の憧れの生き方

そして世界を舞台に生きていきたい

でも私は何をして生きていこうか

そう思っていたときに、

実際に私の目指していることをやっている人たちに出会え、お話し、良い影響を頂きました






ツアーはペンション前まで送ってもらい、無事に終了

バスの時間までカフェスペースでチャイを飲んだり荷物をまとめたり


ちょうど晩ご飯をペンションで食べている人がいて、美味しそう!

ここ、ご飯もあったんだね!私たちも昨日ここで食べれば良かったね、と大後悔しました

カッパドキアのレストランは高くて不味いで有名だそうです

繁盛期はシェフがいるのかもしれませんが、

閑散期に行く方は特に気をつけて!

ペンションのご飯と言ってもサンドウィッチ的なものでしたが、こちらの方が美味しそうでした



チャイのお代を払おうと思ったら、50TL札しかなくて

そしたらチェンジないからもう良いよ〜GOOD CUSTOMER NO PAY!

と言ってくれて、働いている人たちはのんびりサッカー観戦に夢中

かんじの良いペンションでした




知り合った人たちとお別れして、いざバスへ

さらばカッパドキア

願わくば早くイスタンブールで美味しいものが食べたい

バスの中でビスケットをかじりつつ、ロカンタの夢をみる





本日遣ったお金 (1TL 約52円)

チョコ 4TL
チョコとビスケット 4.5TL
トイレ 2TL
ビスケット 1.5TL
UFUKペンション 2人で1泊 65TL
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by 96770 | 2013-04-23 22:20 | travel

トルコと人と 3日目カッパドキア・ギョレメ



夜行バスは、やはりカイセリに到着

昨日の優しい女の子がバスを降りて待っていてくれて、

私たちを見つけると、バス会社のおっちゃん達に我々のことを言付けてくれました

ありがとう!本当に良い人だったなあ



で、おっちゃん達は何やら話し合っているので、

ギョレメ!ギョレメ!と言うとなぜか違うバス会社のカウンターに連れて行ってくれ、

そこで何やら話し合いがあって、カイセリ→ギョレメ間のチケットを発券してくれて、

もしかしてまたお金払うのかと思ったけれど、そこはノープロブレム!と言われました


そして違う会社のバスに乗ってギョレメへ

こんな行き方もあるんだなあ

2時間足らずで到着

まずは明日の帰りのバスチケットを、今度は大手らしいMETRO(バス会社なのにメトロ)で購入



次はホテルの確保

ホテル紹介所に行ってみたけれど、肝心の値段が書いていない

仕様がないので地球の歩き方に載ってる近くてお値段そこそこのUFUKペンションに向かう


丁度ペンションの中庭で歯磨きしている日本人の男の子がいたので、

ここどうですかー!と尋ねると、

めっちゃ良いホテルですよ!働いてる人も親切です!

と元気よく答えてくれたのでここに決める


1泊朝食付き 2人で65TL

お部屋はこんなかんじ

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手前にもう一台ベッドがあって、清潔で可愛らしいお部屋

かつ夜になるとちゃんと暖房がつきます!洗濯物もよく乾く


カッパドキアを巡るツアーや気球ツアーの斡旋もしています

カッパドキアを巡るツアーは主にグリーンツアーとレッドツアーがあり、

どこの会社も同じルート

イスタンブールからのツアーだと、夜行バスでギョレメに着いて1日目にレッドツアー

一泊して2日目にグリーンツアー、夜行バスでイスタンブールに帰る というのが一般的


でもレッドツアーの見所は自転車で大体回れるらしく、

この旅1番と言っても過言ではない快晴だったので今日はレンタサイクルを頼むことにする

グリーンツアーの値段は思ったより高かったので、ここではやめておく。

さわこちゃんは念願の気球ツアーを100ユーロでゲット

私は気球は遠慮しておきます


自転車を受け取ってまずはバス停辺りのツアー会社を見て回る

グリーンツアーはROSEなんとかという会社で70TLで予約



さて自転車でツーリング

洞窟の教会に2こ行きました

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岩に囲まれるとなかなか神聖な気持ちになります

親切でヤラしいおじいちゃんが頬寄せて聖人について色々教えてくれる

もう少し宗教と歴史の勉強をしてくるんだったと反省

でも信仰心の持つエネルギーは伝わって来ます


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さすが閑散期とあって誰もいない教会でプライベートツアー状態

見渡す限り岩

青い空

これぞまさにカッパドキアと言った風景の中を自転車で走り抜けます

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違う星にいるみたい

空が青過ぎて、どんどん気持ちがよくなっちゃって

勢い隣町のアバノスまで走ります


そしたら帰りは全部上り道!道理で行きの気持ちが良かった訳です

驚く程しんどい



でも景色はキレイ

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道端で一休みしていると、行き交う車の人々がみんな手を振ってくれます

道まで聞かれました

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老体に鞭打って、乗ったり押したり押したりでなんとかギョレメに帰ってくる

お腹空いたり疲れたり

へろへろ

そして適当なレストランに入ったら大失敗

疲れているときはやはり嗅覚が鈍る

料理が出てくる直前にキッチンからチンッという音が聞こえて絶句

人生で1、2を争う美味しくなさでした

そして隣で店員さんと彼女らしき女性が喧嘩中のようで、さらに辟易



気持ちを持ち直して、お菓子を買い込んでペンションのカフェスペースでのんびり

チャイを温めている暖房が可愛いです

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朝、歯を磨いていた男の子はもう今晩旅立つようで

大きなスケッチブックを持っている

世界を巡って出会った現地の人に「あなたの国の素晴らしいところはなんですか?」

と質問して現地語で書いてもらっているんだって

色んな旅がありますね



日本人の女の子、かすみちゃん と ちかちゃん とも仲良くなりました

エジプトからトルコへ北上してきたらしい

この後、東南アジアとインドを回るとか!

ヨルダンをおすすめしてもらいました

ペトラ遺跡が凄いらしいです

この旅で何人もヨルダンに行った人に会いましたが、誰もが絶賛

色んな国がありますね




楽しいお喋りとともに夜は更けて行きます




本日遣ったお金 (1TL 約52円)

トイレ 1TL
帰りのイスタンブール行きバスチケット 60TL
水 0.5TL
ポテチ 1TL
グリーンツアー 70TL
自転車 20TL
教会入場料 8TL
不味い夜ご飯 14TL
ザクロジュース 5TL
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by 96770 | 2013-04-22 12:47 | travel

トルコと人と 2日目イスタンブール




3月初旬

掛け布団の上から毛布を2枚

イスタンブールの朝は寒い



宿を出てグランドバザールに向かいます

No.1の入り口から中へ


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入って2本目を右に曲がるとちょうど両替所の前で、

日本語ぺらぺらのトルコ人アハメットさんと知り合う

ここの両替所が1番おすすめ、レートもよくてポピュラーだそう

もう1軒おすすめの両替所も案内してもらうが、先ほどの両替所の方がレートが良いので戻ります


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アハメットは岡山の倉敷に住んでいたそうで、関西及び中国地方でお祭りがあるごとに

トルコアイスとケバブを売っていたらしい


グランドバザール内を案内してもらい、彼のお土産屋さんもちょっと見て、

サーレップ(ランの球根から作る飲み物。トルコアイスも同じ原料)を飲みたいというと

一緒にサーレップ屋を探し回ってくれました

でもサーレップは夜の飲み物で、昼間はどこも作っていません

それからサーレップを売るお店には2種類あって、

出来合いの粉末をミルクで溶かしただけのお店ではなくて

ちゃんと粉から自分たちで作っているお店が良いよと教えてくれました

金属の大きな釜のようなもので売っているお店が後者である可能性が高いそうです



そう言えば朝から何も食べていない

お昼には少し早いけれどお腹が空いて来たので

アハメットにおすすめのロカンタ(食堂)を教えてもらう

グランドバザールの秘密の扉を開けると、三角形10畳程の小さな吹き抜けの空間に出る

その片隅にあるのがグランドバザール内で働く人たちにデリバリーを行なっているロカンタ


ロカンタは日替わりで数種類のお惣菜を売っている食堂

どこも大体同じようなお店の造りで、

ショーケースの中におかずが並んでいるので指を指して注文

1品の盛りが大きいので、ハーフにして!と言ってちょこちょこ頼むのが楽しい

スープからサラダ、メイン、ピラフ数種類にデザートまであるお店から、

3〜5品のメインとピラフだけというお店もある



ここではアハメットが料理の説明をしてくれて、食べたいものを言うと

全部で程よいポーションになるように注文してくれました

まだトルコ料理とトルコ語に慣れない上、

お店の方は誰も英語が通じなかったので大変助かりました


今日のランチがこちら


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左上からマッシュポテト、茄子のミンチとか詰め、野菜の煮込み、チキン、赤いお米

実にマラケシュで最後に食べたサンドウィッチ以来

久しぶりにしっかり食べました

茄子のミンチとか詰めが美味しい

感動のトルコ料理との対面という程ではありませんでしたが、

なんとなくどれも日本人に合う慣れ親しんだ味付けです



ここでアハメットとは別れて地下宮殿に向かいます

昨日宿で出会った、実さんと潤君と良太君と待ち合わせ

実さんはイスタンブールで絨毯屋の客引きをやっている画家さん

潤君と良太君は卒業旅行の学生さん

昨日の夜、カッパドキアに行きたいという話をしたところ、

実さんの知ってるツアー会社が安いツアーを組んでるということで教えてもらうことになりました


ツアーは宿からバス乗り場までの往復送迎と、カッパドキアの町ギョレメまでの往復長距離バス、

現地での宿1泊、カッパドキアを回る2つのツアー通称レッドツアーとグリーンツアーがついて

200ユーロ

思ったより高く、これなら自分たちで行く方が安いかもと思ったので私たちは断り、

良太君と潤君はツアーで行くことになりました


ところがこの会社の、日本語ぺらぺらトルコ人のおっちゃんが怖い

自分たちで行くことにすると言って断ると、

「いつ行く気だ?」 今日の夜!

「大体遅いよ!今日のバスはもう満席、ギョレメに行けてもこの時期はホテル満室だよ!

 自分たちで行ったら高いよ!

 カッパドキアじゃ自分たちじゃ何にもできない!

 現地でツアーをとる?そう言うのはお土産物屋に連れ回されるツアーだ!

 君たちは土産物屋に行きたいのか?なんで自分で行きたいんだ!」

とかなんとか詰め寄られる

こういう時に冷静に対処できるように、出発前の下調べは大事だなと改めて思いました


あんまり怒るんで、どうしようかと思ったけれど、

砂漠ツアーのこともあったし、さわこちゃんに目配せ


彼女曰く、この時期は閑散期だからホテル満室はありえない

トルコはバス会社たくさんあるから大丈夫なはず

他のカッパドキア行った友だちも、ギョレメで現地ツアーとったって言ってたし

自分たちで行けるはず!



まあ今日行けなかったら明日でも明後日でもいいかー!



という訳でちゃんと NO と言いました




みんなでお茶して、その後さわこちゃんは地下宮殿を見学に、私は公園へ散歩に出かけました


街並を眺めているとヨーロッパに来たんだなあと、感慨深い

空気がキンとしている

街中に大きな公園


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そこを抜けると海

ボスポラス海峡越しにトルコのアジア側が見えます

ボスポラス海峡と言う響きが良い


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地下宮殿の方へ戻ると、

さわこちゃんは日本語ぺらぺら17歳のトルコ人の男の子とお話し中

僕のお姉ちゃんは日本に留学しててね、とか

カッパドキアは行くの?ツアーはもう申し込んだ?チャイ飲みに行かない?とか

一応お断りして、また街をぶらぶら



冬名物、念願の焼き栗を購入

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そんなに美味しくない



屋台のパンを購入

ブルーモスクを眺めながら食べます

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う〜ん、これもそんなに美味しくない

トースターがほしい



口がモサモサするな〜と思って食べていると、

日本語喋れるおっちゃんが現れる

奥さんが日本人なんだ、とかちょっと世間話をしていると

そのパンにはチャイが必要でしょ、そこのお店でチャイを飲まないかと言われます


ありがたくアップルチャイをいただく

温めたリンゴジュースというかんじ

口がモソモソしていたので助かります


で、なんだかんだとツアー会社や気球ツアーの会社を紹介され、

政府がやっている安心、適正価格というツアー会社について行く



実さんに紹介してもらったツアーと同じ内容で420ユーロ

ニコニコ現金払いなら学生価格の350ユーロ

なるほど、お昼の怒っていたおっちゃんの200ユーロは安い方だったみたい

でもここの会社の女の人はあくまでにこやか

私、慶応大学に留学していたので日本人大好きなの!

政府のお店なので押し売りはしません!

と、感じが良く、断るとすぐに帰してくれました



これでカッパドキアとツアーについて聞いてきて、

チャイに誘ってくる人は客引きだとわかりました

強引な会社に連れて行かれたら断れる自信もないので気をつけよう

でもトルコの客引きは今までの国にない、上品な客引きでした



おっちゃんと別れて街をうろうろ

大盛況の良い香りがするお菓子屋さんでお菓子とパンを買い、

初めてのキャッシングに戸惑って暗証番号を2回間違って冷や冷やしたり

日が暮れてきたのでサーレップを飲んだりしました。美味しい!


それにしてもトルコは日本語上手な人が多い


カッパドキアに向かうため、ツリーオブライフに荷物を預け

トラムとメトロを乗り継いでオトガル駅に行きます

オトガルとはトルコ語でバスターミナル

駅を出て、まずそこにいた人にバス会社はどこ?と尋ねると

辺り一面全てがバス会社でした


何社か比べてから選ぶつもりが、すぐに捕まった人に連れて行かれた会社で

すぐに買ってしまう

良いバスだといいなあ



夜ご飯は駅のご飯屋さんでチキンケバブライス

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やっぱりこういう所は美味しくないなあ

大量生産の味がします

モロッコではバス停でも炭火焼のケバブや素っ気無いムスンメンが売っていたのが懐かしい

このままではトルコの印象が悪くなってしまう

早く本当に美味しいトルコ料理を食べなくては、と気持ちが焦ります



トルコのトイレの前には大体駅の改札みたいなものがついていて、

トイレの人に1TL払って開けてもらいます

ちゃんと1回1TLと書いていて、トイレ屋さんがしっかり商売となっている

出発前にトイレに行くと、さわこちゃんは入れてもらえたのに、

なぜか私はおばちゃんに止められて、トルコ語で何か言われるけれどわからず。

おばちゃんが、しょうがないわねえ〜という顔して私を引っ張って行った先は

なんと男子トイレ

勘弁してくれよ〜

あっちであってるんだよー!と必死で説明したら、苦笑いで女子トイレにいれてくれました


みんな私のこと男と思ってたのかしら

でも女の子2人旅よりはカップルと思われる方が安全?まあいっか、しゅん




いよいよバスに乗り込みます

トルコのバスにはスチュワーデス又はスチュワードさん的方が乗っています

蝶ネクタイをしたぽっちゃりボーイさんに、ギョレメ行くよね?最終の駅?と聞いたけど

英語が通じません

すると女の子が、私ちょっと英語分かるよ!と言って出て来てくれる

でもなかなかこちらの英語も通じず、彼女は自分のお姉さんの方が英語分かるから!

と言ってわざわざ電話をかけてくれ、ボーイさんも英語喋れる人に電話をかけてくれ、

分かったのはこのバスがカイセリ行きということ!あれ!

カイセリで他のバスに乗り換えるらしいのですが、さて無事に着くのでしょうか

カイセリはギョレメより向こう側です



でもこのお二人の親切には心打たれました

女の子なんて全く関係ないのに、困っていたらわざわざ声をかけてくれて

英語話せる人を電話で探してくれて、こんなことなかなか出来ない

反省




バスはお菓子やチャイが出て来て快適です

テレビもついています

今日は天気が良くてよかったなあ

恐らくあと12時間でギョレメ

楽しみです






本日遣ったお金 (1TL 約52円)

ロカンタのランチ 10TL
焼き栗  3.5TL
パン  2TL
チャイ 1TL
トルコ菓子とピザ  6.5TL
MADOのサーレップ  7TL
ジェトン  12TL
チキンケバブライス  7TL
チャイ  1.5TL
トイレ 3TL
チップ  2TL
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by 96770 | 2013-04-20 11:49 | travel

トルコと人と 1日目イスタンブール



カサブランカから飛行機に乗り、黙々とバックギャモン

easy→middle→hard と攻略し、休憩

サッカー選手みたいなかっこをしたイケメン集団が乗っているので

トイレ行きついでに見物

マインスイーパーをしてみたり

隣の男の人がニコニコしているのでお話してみると、バグダッドから

マラケシュに住む彼女に会いに来た政府系の仕事をしている方らしい

スタンプでパンパンになったパスポート(パンパンになり過ぎて2冊目らしい!)を見せてくれたり

マラケシュのプライムミニスター(首相?)と握手している写真を見せてくれるかと思えば、

彼女の写真を見せてくれたり

さらには鼻歌を口ずさみながら運転する彼女の動画まで見せてくれました

これがまた可愛い彼女で、彼女の話をしているときのお兄さんデレデレで


そんなこんなしているうちに飛行機はヨーロッパ上空を通過し、いよいよトルコはイスタンブール


モロッコでは空港に着いてすぐにたくさん両替したら損してしまったので

今回はまず20ドルだけ両替します。これは正解で、

やっぱりイスタンブールではグランドバザールの両替所のレートが良かったです



空港からまずは地下鉄でゼイティンブルヌ(Zeytinburnu)駅に行く

そこでトラムに乗り換えてチェンベルリタシュ(Cemberlitas)駅に行く

つもりがチェンベルリタシュは工事中で止まらず次のスルタンアフメット(Sultanahmet)駅で降りる


トラムの中でさわこちゃんとトルコ語で1.2.3...こんにちは!ありがとう!の練習をしつつ

トルコ語難しいねーなんて言っていると、

前の席に座っていた男の人が、

「楽しそうですね。がんばってください。」

と微笑みながら日本語で声をかけて降りていきました

そうなんです、トルコ人は日本語を話せる人がたくさんいるのです

誰にも分からないと思って日本語で話していたら、恥ずかしいことになるので

お気をつけて



スルタンアフメットからチェンベルリタシュ方向に歩いて行って

銀色のバーガーキングの角を曲がると、そう、そこが TREE OF LIFE

本日の宿です


イスタンブールに到着するのが夜中だったため、1泊目だけは日本で予約して行きました

でもトルコのホテルが高くて、もちろん他のヨーロッパの国に比べるとお安いのですが

インド、モロッコと来ると軽く数倍

そんな時トルコ長期滞在していたお知り合いがすすめてくれたのがツリーオブライフ

バックパッカーに有名な日本人宿

ドミトリーで1泊 19TL(トルコリラ)

面白い人がたくさんいるよ!と言う言葉に惹かれ、

日本人宿は食わず嫌いだったのですが泊まってみることにしました



チェックイン 久しぶりに日本人がたくさん

とりあえず荷物を置いたら外に出て作戦会議をすることにします




お腹が極限に空いていたので賑わっているお店に入ってみる

そして作戦会議

この時点ではツリーオブライフやっぱり苦手な雰囲気

まず日本人の持つ独特な排他的空気が昔からの苦手

しかしイスタンブールの物価高いね、ホテル高いね

これから戻って仲良くなれ次第で、カッパドキアから戻っても泊まるかどうか決めようか

日本人の集団って仲良くなるまでが大変だけど、

その代わりもしも仲良くなれたら楽しいかも

宿より食べ物にお金をかけたいしね

ということになる


記念すべきトルコ一食目はキョフテ(肉団子)とアイラン(塩味飲むヨーグルト)


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うーん、大失敗

ガストみたいな味でした


街が都会になると、

小綺麗だけどオートマチックな味のレストランが増えることに気がついて寂しくなりました

モロッコの不衛生だけど、野性的な味のケフタが懐かしい




宿に戻って、4Fのみんなが集まっているところに寄せてもらいます

入ったときは苦手なムードだったけど

さわこちゃんが率先して喋ってくれて大助かり

ありがとう!さわこちゃん!

だんだんちょっと馴染んできました

ずっと旅している人が多くて、どこ行って何した、どんな危ない目にあった

なんていう話を聞いたり。


年齢や性別、出身、経験、なるべくバラバラな人が集まっている空間は好きです

初めは"日本人"と言う同種の人が集まっているのが苦手ですが、

話しているうちに集団から個人が見えて来て、同種だったのが"いろんな人たち"に変わってくると

居心地が良くなります


それにしても、さわこちゃんが社交性を発揮してくれるので

こちらは ぼーっと眺めていれて、わざとらしく話す必要もなくて大変助かりました


その代わり、私は外国人に話しかけるのは大得意なので

道端や電車、食堂、ホテルをとる時には活躍します


自分と得意分野の違ったお友だちがいると役割分担できて良いですね






朝はモロッコで目が覚めたのに、もうイスタンブールのベットの上

長い1日でした





本日遣ったお金 (1TL 約52円)

地下鉄 3TL
トラム 3TL
アイラン 1.5TL
イズミルキョフテ 11TL
宿1泊  19TL
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by 96770 | 2013-04-17 19:50 | travel

台湾版 BIG ISSUE がかっこいい!



偶然見つけた台湾版BIG ISSUE の表紙がこれ


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思わず目をとめてしまう

なんだこれ!かっこいい!



台湾版ビッグイシューのHPよりバックナンバーの表紙がみられます

こちら



日本のBIG ISSUEのイメージがあったから大変衝撃的でした

台湾版のターゲットは20歳〜35歳の若者

メインは国際情勢

さらにアート・デザイン・建築・展覧会情報





日本版BIG ISSUEは、一度手に取り、中を開けば内容充実

でも特に若者の購入者はほとんどいないのが現状だそうです


その点、この台湾版は思わず手に取らずにはいられない




中身が良いものほど、デザインが重要になります

まず興味を持っていただかなければ、手に取ってもらえなければ

どんな面白い情報も伝える事ができません

社会活動ほど、デザインや芸術性が必要




台湾BIG ISSUでは、カフェなどでバックナンバーの販売もしているそうです

これは買わねば

台湾に行く楽しみがまたひとつ増えました




なにを伝えるにしても、そのアプローチの仕方が見る側にこんなに影響を与えるものだったとは。

久しぶりに紙媒体から鮮烈な一撃を受けた

情報とデザインについて、勉強になる一枚の写真でした
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by 96770 | 2013-04-17 12:25 | 書店

モロッコ味のアボガドジュース




モロッコではアボガドに醤油をかけたりはいたしません

アボガドはミルクと一緒にジュースにするのです

これは盲点



おうちに帰って作ってみました

用意するのは

ちょっと柔らかくなったアボガド

牛乳 できればもちろん低温殺菌牛乳

はちみつ お砂糖だとキッチュな味になるけれど、現地の味には近い


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ではアボガドをさばきます


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牛乳とはちみつを追加


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そしてミキサーにかけたら、あっと言う間に完成!


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小食の方の朝食にも、小腹のご機嫌取りにも


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アボガドの臭みと青みが無くなって、甘みと旨味が全面に出て来ます

もってりしていて美味しいシェイクみたい!
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by 96770 | 2013-04-16 23:18 | 食堂