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『モーターサイクルダイアリーズ』

のちに革命家チェ・ゲバラとなる、

若き日のエルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナが綴った

『チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記』を元にした映画

23歳のゲバラと、29歳の友人アルベルト・グラナードが

1台のバイクにまたがり南米大陸へ出発する


『モーターサイクルダイアリーズ』


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チェ・ゲバラの誠実な人柄に胸を打たれる





最近テレビでキューバは医師の数が世界一だと放送されていた

曰く、国土が狭く資源の乏しいキューバでは

多くの医師を育成することで、

世界の災害地域などへいち早く医師を派遣するという

外交政策を行なっているそう

大学まで教育費は無料、医療費も無料

医学部は海外の貧しい地域から留学生を募っており、

留学生に対しても学費や生活費、そして渡航費を支援しているという


とても感心しました


ここに、自身も医師であったゲバラの想いが息づいているのでしょうか




本作では、南米の旅が革命家、チェ・ゲバラを生むに至る過程が描かれています




若かりし頃のゲバラの誠実さが印象に残る

行動力のある誠実さ


貧富の差を見て見ぬフリをせず、

世の中に対して小賢しく諦めることもしない



旅と出会いが人生を変えることもある

色々な人と出会い、色々なものを見て

その時に自分の頭で考えられるようでいたいし、

共に感じることのできる人間性を持ちたいです



ゲバラ青年は本当に人柄の良い人で(しかも男前)

慕われるのがよくわかる人だった



それからスペイン語が通じることが、大きいと思いました

言葉が通じないからこそ感じられることもあるけれど、

言葉を交わすことでこそ、知ることのできることがある


出会う人々から発せられる言葉を拾って行く彼の姿を見て、

共通の言葉を理解できること、

人の言葉に耳を傾けることの大切さも感じました





ちょくちょくマテ茶を飲んでいるのも

美味しそうで印象的です
by 96770 | 2014-08-13 22:50 | シネマテーク
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