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言語学習は愉しみ『わたしの外国語学習法』ロンブ・カトー



ことばに夢中になる多外国語習得者

ハンガリー人のロンブさんが

ほとんど自国を出ることなく25年間で16カ国語を身につけていく

その過程と秘訣、ことばにまつわる小話をつづる


『わたしの外国語学習法』 著/ロンブ・カトー、訳/米原万里


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米原万里さんの著作にも度々登場するので

気になっていました



何度か挫折しそうになりながら、なんとか読了



学んだことは一つ

『外国語学習は、その言語で書かれた本、

できれば興味のある本を読むことから始めること』


フランス語で本を読めるようにはなりたいのは山々だけど…

まだちょっと無理かなあ、億劫だなあ、と及び腰でしたが

ロンブさんに励まされると、読める気になってしまいます

この点だけでも、この本を読んでとても良かった

彼女の言葉には説得力があります




早速

フランスの子ども向けに書かれたゴッホの生涯と作品をまとめた

薄い冊子を読み始めたのですが、面白い

分かる単語や言い回しを発見すると

脳みそがピカッと光り、学習意欲が高まります




他にもロンブさんが実践して来た学習の秘訣が書かれているのですが、

そりゃあ、これだけやれば身に付くわな

といった感じ

読むだけで、実践する前に疲れてしまいます




結局、言語学習を

"勉強"という姿勢ではなく"心から楽しめる余暇の知的な遊び"

として、積極的に楽しんで学べることが大事なことのようです


純粋な外国語の楽しみについては、米原万里さんの

『不実な美女か 貞淑な醜女か』

の方が断然おすすめ
by 96770 | 2014-06-16 14:37 | 書店
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