芸術ってすごい!『楽園のカンヴァス』



ルソーに心酔するMoMAのアシスタント・キュレーターことティムと

学会を賑わす新進気鋭のルソー研究家ミス・ハヤカワ


ルソーを愛する2人が伝説のコレクターに招待される

存在するはずのない、1枚の絵画

その真贋を見極めるため


芸術に身を捧げる者と、芸術を愛する者たちの

絵画をめぐるミステリー


『楽園のカンヴァス』 著/原田マハ


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原田マハって名前が今っぽくて嫌煙していたけれど、

ルソーの絵画を巡るアートミステリーという

甘い触れ込みに釣られて手に取ってしまいました



物語にツッコミどころはあるし、

センスも良くないし、

文学的感動に打ち震える本でもなく、


「ああ、こういう本が好きなのね」とイメージを抱かれそうで

諸手を挙げて大好きというには、ちょっと小恥ずかしい


でも、ページをめくる手は正直

1日ですっかり読んでしまいました

非常に面白かったです




今まで

芸術という言葉にいわれもなく魅了されていたけれど、

どこか遠巻きに眺めていただけでした


この本を読んで、美術作品に込められた

人間の情熱に惹かれた



絵を見る目が変わります




岡本太郎にさんざん、

他人事ではなく、芸術こそ自分自身の問題なんだ!

と言われていたけれど、ようやくその意味が

実感をともなって理解できました



芸術がのっぴきならない問題、

私自身に関わっていること

そう感じさせてしまうのが、この本のすごいところです



主体的に関わらなくては、と渇望

芸術

知らずに一生を終えるのは、あまりにもうかつかも
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by 96770 | 2014-06-10 23:24 | 書店
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