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NYはチャイの味


入国検査でこんなに質問を受けたのは、初めて

きっと私、さも善良な顔をしているんだろうな〜と思っていたのに


まず、パスポートの顔写真と顔が違うと怒られ、

(すっぴんなんだけど、今はショートヘア、写真はストレートロング)

他に写真付きのIDはないのか?  ないよ〜

パスポートに貼ってあるインドビザの写真をみてさらに怪訝な顔をされる

(こちらはロングのグルグルパーマ)

NYで何するんだ?  観光

観光ってなんだ!  え〜美術館行ったり、買い物かな?

一人だろ?一人でどうする?  観光する

2週間もなにするんだ?  え〜観光

一人で?  一人で

NYに友だちがいるのか?親戚が住んでるのか?  いるよ

えっ!?いるのか?一人じゃないのか?  違った違ったいないいない!

ホテルまでどうやって行くんだ!  AirTrain とメトロだよ

お金は幾ら持ってる?足りない分はどうするんだ?



などなど



パラパラっと喋られると聞き取れないうえに、こんなに質問されるのが初めてで

現地で日本の友だちと合流するよ〜っと返答できず、

sightseeing! sightseeing!を繰り返すばかりでした



そしてAirTrain乗り場に行き、Jamaica行きの電車を待つ

職員らしきお兄さんが、「ネクスト ジャメイカ〜ジャメイカ〜!」

と叫んでいて、ついにアメリカに着いたんだと分かった

Jamaica はジャマイカじゃなくて"ジャメイカ"なんだ


それからAirTrain内の放送の声が、ハリウッド映画の中のテレビの中から

聞こえてくる声にそっくりで感慨深かったです


Jamaice方面行きAirTrainの終点でメトロEラインに乗り換える

見るもの全てに緊張する

お婆さんに席を譲るお兄さん

ゲームに夢中の太った子ども

いろんな顔の人がいる


Eラインのpen station駅で降りる

荷物を担いで階段を上がると、

そこがマンハッタン

感動した

午後5時 太陽が斜めから差し込んで、ビルの影も斜めになる

映画みたい

道路の幅が広い

黄色いタクシー

道行く人々が、皆自信に満ちて見える

私は空腹

なるべくキョロキョロして、大都会に出て来た田舎者気分を堪能する



15時間のフライト中、サンザシと機内食は果物とヨーグルトしか食べてなかった

とにかく何か食べないと、と思ってまず目についたのが

緑色の看板に白い文字でカシミールだかシムラだか

意識が朦朧として読めないけれど、間違いなくインドデリ



チキンティッカとベジタブルサモサとチャイを注文し、落ち着く

周りはみんなインド風

奥のスペースではムスリムの人たちが祈りを捧げている


チキンティッカとサモサは特筆すべき味ではなかったけれど、

食後のチャイ。砂糖2個入りのチャイが染みた


アツアツで甘ったるくて

インドの屋台に近い粉ミルクのような乳製品重さがある

これこそ帰り着くべき味


向かいの席のおっちゃんが

夜は出歩いちゃだめ、一人で歩いちゃだめ、荷物は足下に置いちゃだめ

と、NY旅の心得を伝授してくれるのを聞きながら

きっとこれから何度NYにやって来ても、私のNYはチャイの味なんだろうなあと思いました




さて、1時間ばかりのんびりしたら、また荷物を担いで今度はメトロMライン

前日、前々日にNY入りしているお友だち2人と待ち合わせのため

ブルックリンのMyrtle駅に向かいます


地下鉄が地上に上がってブルックリンに渡ると、景色ががらっと変わる

隣で歌うおっちゃんがおっかなくて

カバンを握る手にも力が入ります



Myrtle駅のダンキンドーナツ前に7時半に待ち合わせ

10分早く着いて、ホームから地上の様子を伺うけれど、怖い!

(ここでは地下鉄は空中を走っている)

20分ぐらいホームで電車を待っているフリをしてから地上に下りる

案の定、ダンキンドーナツ前に2人の姿なし



電車の高架はさながら映画『ストリート・オブ・ファイヤー』

怒っている人叫んでいる人が怖い



幸い、ダンキンドーナツのwifiに繋がって、LINEを見ると

間に合わないので先に行ってほしい!

の連絡アリ



地図を探して早足で歩き出す

ニーハオッて言われるのが怖い

でも最後は、たむろしているおばちゃんたちが、Hi sweetie! What's up!

と声かけてくれて、目的地まで教えてくれました

sweetieって良い響き



ようやく到着したのが、今日の宿、ZARAさんち

Airbnbで予約。ここに5泊します

Airbnbは一般の人が空いてる部屋やお家を貸し出すサイト

couchsurfingの有料版といったかんじ

Airbnbに登録し、泊まりたいエリアと金額と宿泊可能日を検討し

それぞれのお家のルールと詳細(何時以降はキッチン使っちゃダメ、

タオルは用意できるけどシャンプーは使わないで、駅まで徒歩何分で

マンハッタンまで何分か、wifiあるか、などなど)を確認し

一番大事な泊まった人のレビューを読んで、OKだったら実際にAirbnbの

メッセージ機能で連絡を取り合います

晴れてお互いの条件が合えば、これで予約完了

清算はクレジット決済で、1泊目以降にAirbnbからホストに振り込まれるみたいです

表示されてる金額+手数料が必要

お家によっては別途クリーニング代をとられます


ZARAさんちの一室を3人で宿泊

真ん中がキッチンダイニング

奥のお部屋にZARAさんと小さい息子さんが暮らしていました

ZARAさんは7時出勤の早寝早起きだったのであんまり顔を合わせることはなかったです

でもとってもかんじの良いオーバーアクションの人で、良かった

フランス人らしく、フランス訛りの英語が案外聞き取りやすかったです


最寄りのメトロまでバスに乗らないと行けないのと(歩いても20分ぐらいだけど)

夜が怖いことを除くと、まずまずの宿泊でした

これで1人あたり1泊約3200円




9時過ぎにようやく今回の旅の道連れ、さわこちゃんとゆりりん到着



明日からは観光だなあ!




今日遣ったお金 (1ドル 約100円)

エアトレイン 6ドル
地下鉄2回  5.5ドル
インドデリ  3.5ドル



*NY初日につき、おっかなびくびくで、iPhone取り出せず本日写真無し
by 96770 | 2013-09-29 10:14 | travel
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