テキサスからニューヨークへやってきたカウボーイのジョー(ジョン・ボイド)と、 生活力の無い、なにをしているのかよくわからない男リッヅォ(ダスティン・ホフマン)の物語 久しぶりに勤労意欲に目覚めました あぁ、働こう という気持ちになる映画です 主人公のジョー、頭は悪いしお金はない。そして心根が良い 焦燥感につつまれます でも『サタデーナイトフィーバー』的な後味の悪さはない それはジョーの純粋な無教養さ故か、 ジョーを演じるジョン・ボイドの繊細さを欠いた大作りな顔のお陰か あの顔で、鏡で自分の顔を覗いて わお!二枚目だぜ! って本気で言っているのをみたら嫌いになれない 明るいお馬鹿さんなジョーだけど、時々現れるフラッシュバック映像を見ていると 決して明るくない過去があったよう でもそこについては深く触れないところに、監督のセンスの良さをかんじました 元気一杯、自信満々だったジョン・ボイドの表情が だんだんと困った顔や悲しい顔になっていく…切なくもどかしい でも社会の不条理や都会の厳しさを描いた映画ではないと思います どうしても変えることのできない状況の犠牲になってしまった訳ではなく、 恐らく2人とももう少しなんとかすれば、夢を叶えられたのではないかと思うから ただし皿洗いでもなんでもしてやろう!という気持ちがおきなくなるところに ニューヨークの魔力をかんじます 夢を抱えてニューヨークを訪ねる前に観れてよかった 働きたくなくなっている方におすすめ
by 96770
| 2013-04-24 14:12
| シネマテーク
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