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褒め言葉について


昨日まで3日間、古本市のお手伝いをしていました

古本祭事は古書店関係者のみなさんと顔見知りになる機会でもあります


私の担当は児童書コーナー

お初にお目にかかります、まいさんとともにレジ番です



意外と見知った人とより、初めて会う人との方が話しやすい話題もあったりして

3日間ずっとお喋り




昨日、お互いの印象から受ける良い点について話していた時のこと

海外旅行が大好きな私に対して行動的ですごいとお褒めの言葉を頂きました

そして思ってることを嫌な感じを与えずにズバッと言えるとも褒めて頂きました



褒めてもらって即座に思ったことは、

「でも海外旅行なんてもっといろんなところにアクティブに行っている人がたくさんいるし、

外国で会う人は言うべきことをはっきり言える人が多くて、

私もそういう風になりたいと強く思ってはいるけれど、まだまだ全然ですよ〜」

というものでした



ここでふと思ったのです

せっかく褒めてもらったのにどうしてすぐに否定してしまうのか





はっきりと自己主張できるようになりたい私は、

自分よりももっとかっこよく自己主張できる人たちと出会って来ている

そんな人たちに出会うことで、憧れると同時に自分の未熟な部分に突き当たることになる



例えば知識が増えるほどに、逆に自分の知らないことも増えていくもの

同じように

自分を高めたい、高めようとするほどに、

まだ至らぬ自分をまざまざと突きつけられてしまい、

せっかくの自分の持ち味をつまらないものと思ってしまいがち


これは酷く悲しいパラドックスです


まだまだ至らない自分でも、隣の人にとっては行動力があって自己主張でき

すごいなと思ってもらえる点があるのかもしれない

自分の持っている良い点を奢らず卑下せず素直に認めることも

自身の成長に欠かせないことかもしれません




目指す姿の第一歩はもう自分の中にあったんだと、

そう思い直して昨日は褒め言葉を素直に受け取りました
by 96770 | 2013-03-25 12:28 | 日記
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